老中医のコメント
4)欧阳横>
●この病気は「毒瘡悪病」に属しその発病は風湿毒邪に関係する。だから温経行痺、和営通絡する。または軟皮散結できる川烏、草烏、附子、細辛、天南星、土龞虫、全蠍、蜈蚣、当帰、丹参、何首烏、牡蠣、穿山甲、麻子仁を使う。
7)禤国维>
●硬皮症は痺証に属す。素問に痺論で「痺は骨にあれば重く、脈にあれば血凝して流れず、筋にあれば屈伸できず肉にあれば不仁になり、皮膚にあれば寒になる」
この症例は脾腎陽虚で寒凝血滞である。補陽するが補陰を忘れない事
①附子、肉桂は温陽 ②熟地黄、山薬、山茱萸は補腎陰
11)陈湘君>
●「気は血の師」であり、「気行れば血行」より温陽散寒と同時に、益気活血が大事。
9)艾儒棣>
●この病は、正気不足で営外不固で、風寒湿邪が肌表に侵入して経絡を痺阻して気血運行不調になり、肌膚失養になって発症する。①治療の鍵は「通」である。桃紅四物湯②肺は皮毛を司るので麻黄を入れて、腠理を開き、毛窮を通じらせる。麻黄は辛温解表で峻剤なので用量に注意して効けばやめる。
①杨继荪>
●本患者は寒凝血瘀で肌腠がふさがり不通。陽和湯加減使用して温養散寒、活血化瘀する。白芥子は経絡の痰を取り除くことができ通絡止痛できる。麻木、関節痛に有効。
独活寄生湯加減 2)朱仁康;限局性硬皮病
独活10当帰10桑寄生10牛膝10赤芍10地骨皮10桂皮6紅花9杜仲12淫羊藿12海風藤15仙茅15
①当帰、赤芍、紅花、鶏血藤は活血通絡
②独活、桑寄生、海風藤は袪風除湿
③桂枝、杜仲、牛膝、仙茅、淫羊藿は温腎陽、
④地骨皮(虚熱とるが主に肺熱をとる)は皮が原料なので皮に効く、すなわち皮膚の病所に直達する。
九味羌活湯合桃紅四物湯;14)孟如
羌活12防風12蒼朮15川芎12細辛3白芷12生地黄15黄芩12桃仁10紅花10当帰15赤芍12甘草3
●皮膚はツッパリ硬く、四肢冷、青紫は寒凝の表現、口苦、食道灼熱感は化熱の表れ。
九味羌活湯は散寒除湿して清湿熱できる。桃紅四物湯は養血活血通痺できる。
この病機によくあっている。
その他
風毒湿熱
5)朱良春>弥慢性硬皮病
当帰15生地黄15徐長卿12紅花12蝉退12地膚子12白鮮皮12赤芍12桃仁10茜草15荊芥9甘草5
●当帰、紅花、桃仁、赤芍は活血化瘀し生地黄、赤芍は瀉火、養陰、涼血する。
白鮮皮、地膚子は清熱利湿
②>娄高峰;限局性硬皮病
1)忍冬藤60薏苡仁30当帰30丹参20鶏血藤20赤芍15桃仁9紅花9姜半夏9陳皮9穿山甲9香附子20甘草9
●外邪侵襲が皮痺の主要病因であり、その中で風寒湿邪が主である、内在要素では臓腑失調があり、脾腎陽虚が主である。しかし熱に属するものもある。規則に固執してはならない。
気陰両虚
6)陈凯
沙参10麦門冬10生地黄10女貞子10旱蓮草10枸杞子10紫草10金銀花10玄参10石斛10党参10牛膝10当帰6黄耆15板藍根15薏苡仁15+水蛭3全蠍3
●慢性扁桃腺炎が病巣である。毒が尽きず、気陰両虚になり、皮膚失養。
①黄耆を重用して30g使う
②全蠍、水蛭は活血通絡、軟堅散結
気滞瘀血 |