症例39 妊娠性瘙疹   26歳 妊娠28週 
 
主訴>かゆみ
H24年2月3日からおなか、胸に赤い発疹が出てきた。だんだん広がる、痒みが強く、夜も眠れない、食欲もほとんどない、6日に皮膚科にいてテクスメテンもらった。3日で5g使い切ったがよくならず8日、他医へいきダイアコートもらったが、ストロンゲストなので心配になり、痒みも収まらないので来院。
既往症>花粉症、金属アレルギー、
月経歴>初潮14歳、周期は30日、血塊少し、暗紅色、経痛強い、ロキソニン飲む。20で結婚、20歳で第1子、その後21歳、22歳で初期流産、2回目の流産で絨毛疾患といわれて抗がん剤4回施行する。24歳3回目の流産(12w)
今回26歳で5回目妊娠。
生活歴>夕食7米1,2回(朝ヨーグルト、コーンフレイク、菓子パン)甘食2,3回/w、クッキー、チョコレート
水分1~1.5L/日。便は2,3日に1回、マグミットよく飲む。
夜間尿は3回、妊娠6か月より。
睡眠は22.30~7.30、搔痒でるまでは寝つきは1時間、断眠は3回でトイレ行き10分で眠る。搔痒でてから眠った感じがない。運動30分。
現症>体が重い。口渇多飲、妊娠6か月くらいから動悸、息切れ、息が吸いにくい。搔痒でてから食欲なくて疲れる(2/3より)。それまでは空腹感なく少食。痒みは布団に入ると一番カユイ、風呂中で↑、寒い日は↓
右脈細滑数有力、左細弦数有力(116/分) 舌淡紅、尖に紅点、薄黄苔、歯根
処方
A)赤芍5牡丹皮5生地黄8熟地黄3防風5連翹5蝉退5地竜3白僵蚕5白鮮皮5地膚子5麦門冬8夜交藤5
5日間のむが痒みは変化なし。以下に変更する
A)去>夜交藤、地竜、塾地黄
加>石膏15知母5沙参5牡丹皮10生地黄10↑亀板膠2これで2日目より痒みへりだす。
1週目
血分風熱傷陰、胃陰虚
 
 
 
 
 
 
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